ポケモンカードなどのトレカの転売に古物商許可は必要か。

1・トレカ(トレーディングカード)とは

個々に異なる様々な種類の絵柄や写真が印刷されていて、収集や交換されることを想定して製造され販売・配布される鑑賞用またはゲーム用のカードです。

日本国内でも多くのトレカが出回っており、特に人気があるのがポケモンカードやワンピースカード、遊戯王カードなどであり、私自身も子供頃に遊戯王のカードで遊んでいました。

昨今では、鑑定機関で鑑定された上で高評価を得たトレカであれば、数百万円するケースもあります。

2・なぜ許可が必要なのか

古物商許可は、中古品を仕入れて転売するための許可であるからです。

その目的は簡単に説明すると、盗品が市場に流通するのを防ぐためです。

盗品が市場に流通しにくくするために、中古品を仕入れて販売することに許可制を取り入れています。

3・トレカの転売における許可が必要なケース

1・中古のカードショップで相場より安く値段が設定されているトレカを購入して、相場価格以上で他の店舗に出品する行為。

2・メルカリやヤフオク等のフリマサイトを利用して、中古のトレカを買い集め、自分でオリパを作って販売する行為。

3・友達からトレカを安く購入して、フリマで販売する行為。

無料で譲り受けた場合は、許可が不要。

4・まとめ

現代のネット社会では、多くのフリマサイトが存在しています。

私自身もメルカリやヤフオクを利用していますが、特にポケモンカードやワンピースカードなどといったトレカ類については、流行のピークは過ぎたと言われていますが、未だにレアリティが高いカードについては、高額で取引されています。

特にPSAといった海外の鑑定機関で高評価を得たカードについては、値段が跳ね上がるようです。

商品説明画面の文面を見ると

「自身で鑑定機関に鑑定依頼しました。」

等といった記載をすることで、あたかも中古品を仕入れて転売しているわけではないことを強調しているケースも散見されます。

中には、本当に自身で鑑定している出品者もいるとは思いますが、鑑定に出すだけでも高額の料金がかかることを考えると、その割合は100%とはいえません。

何事もなければ、捜査機関に発覚してしまうことはありませんが、そのカードが盗品だったらどうでしょうか?

被害届が出ているカードだった場合、それが明らかとなった場合、捜査が始まります。

その過程で流通経路を調べられ、その結果、無許可で販売している事実が明らかになります。

バレなければ何をやってもいいといった考えは捨てて、申請費用や手間は掛かりますが、正規に古物商許可を取得さえすれば堂々と商売できるので面倒くさがらずに許可を取得しましょう。

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