専任技術者についての実務経験とは?

1・実務経験とは?

許可を受けようとする建設工事の施工に関する技術上の経験をいい、具体的に説明すると建設工事の施工を指揮、監督した経験及び実際に建設工事の施工に携わった経験のことです。

現場監督技術者としての経験も含まれますが、工事現場の単なる雑務や事務の仕事は実務経験に含まれないこととなっています。

2・実務経験で2種類以上申請する場合は?

業種ごとに原則10年以上の経験が必要になりますが、実務経験は重複が不可ですので、2業種申請する場合には20年以上必要になります。

3・実務経験の振替えはできるの?

異なる業種間での実務経験の振替えは、対象の業種と振替元の業種での実務経験を合わせて12年以上(対象の業種については、8年を超える実務経験)の証明が必要です(実務経験、常勤の証明が共に必要)。

以下に挙げる組み合わせのみ振替えができます。

土木一式とび・土工、しゅんせつ、水道施設
建築一式大工、屋根、内装、ガラス、防水、熱絶縁
大工内装※大工と内装は相互に振替えが可能
とび・土工(H28・5・31より前の経験)解体 ※H28・6・1以降の(と)の経験は不可

なお、業種間の振替えによる短縮は、指定学科による期間の緩和と併用することはできません。

下記ボタンから東京都都市整備局ホームページへアクセスできます。

上記に記載の内容については、建設業許可申請手引きのP64に記載がありますので確認して下さい。

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